西武池袋本店 豊島区長“ファンド側と情報共有の場設けたい”

アメリカの投資ファンドに売却されたそごう・西武をめぐり、東京・豊島区の高際みゆき区長は記者会見で旗艦店の西武池袋本店について近くファンド側と改装の方針など情報共有の場を設けたいという考えを示しました。

大手デパートのそごう・西武をめぐっては、今月1日、セブン&アイ・ホールディングスからアメリカの投資ファンドに売却され、旗艦店の西武池袋本店にはヨドバシホールディングスが一部のフロアに家電量販店を展開する方針です。
西武池袋本店がある豊島区の高際区長は21日の記者会見で、新たに親会社になったアメリカの投資ファンドや、ヨドバシホールディングスと改装の方針や今後のスケジュールなど情報共有の場を近く設けたいという考えを示しました。
ファンド側からは以前、面会を求める打診があったということです。
高際区長は「これまでは雇用や百貨店事業は継続する、西武池袋本店のほぼ半分にヨドバシが入ると聞いているので、このプランが変わるのか、どんなスケジュールで進むのか今後の進め方を聞きたい」と述べました。
そのうえで「これからはヨドバシが街づくりを一緒に考えるパートナーになるので、区として進めてきた街づくりの方針を説明したい。ヨドバシも地域開発の経験をいろいろお持ちなので十分に生かしてもらえることを期待したい」と述べました。