埼玉県のスーパー販売の駅弁で10人体調不良訴え 食中毒か

青森県のメーカーが製造し、埼玉県内のスーパーで販売された駅弁を食べた10人が体調不良を訴え、県は、食中毒の疑いがあるとみて調べています。
同じメーカーの弁当を食べた全国40の自治体のおよそ100人が、下痢やおう吐などを訴えているということです。

埼玉県によりますと、体調不良を訴えているのは青森県八戸市の駅弁メーカ−「吉田屋」が製造した「函館うにの箱めし」と「函館海宝煌めくイクラと大玉ほたて弁当」を食べた10人です。
今月16日にスーパー「ヤオコー」の県内の店舗で販売されたもので、弁当を食べた人からおう吐や下痢などの体調不良の訴えがあり、18日、「ヤオコー」から県に連絡があったということです。
このスーパーでは、2つの弁当以外にも同じ会社が製造した5種類の弁当が販売され、販売個数は7種類合わせておよそ1000個に上るということです。
県は弁当が原因の食中毒の疑いがあるとして詳しく調べるとともに、7種類の弁当を購入した人に食べないよう呼びかけています。
「吉田屋」の弁当をめぐっては、19日午前までに全国40の自治体のおよそ100人が、下痢やおう吐などの体調不良を訴えていることを青森県の八戸市保健所が公表しています。