東京・中央区日本橋の工事現場で鉄骨が落下 4人重体

東京・中央区日本橋の工事現場で鉄骨が落下 4人重体

19日午前、東京・日本橋のビルの建設工事現場で鉄骨が落下して作業員5人が巻き込まれ、このうち4人が意識不明の重体になっています。

警視庁などによりますと、19日午前9時20分ごろ、東京・中央区日本橋のビルの建設工事現場で鉄骨が8階部分から4階部分に落下しました。
この際、作業員の男性4人が鉄骨とともに転落し、意識不明の重体になっています。
このほか男性作業員1人がけがをしましたが、けがの程度はわかっていないということです。
落下した鉄骨は複数本で、重さはあわせて10トン以上あるとみられるということです。
現場は51階建てのビルの建設工事現場で、JR東京駅八重洲口近くの多くのオフィスビルが建ち並ぶ人通りの多い地区にあります。
警視庁などが詳しい状況を調べています。

現場近くの地下に事務所を構えるレンタカー店の従業員の男性は、午前9時ごろに自動車が壁にぶつかったような大きな音が一度響くのを聞いたということです。
男性は「事務所は地下2階にありますが『ドーン』という大きな音が響いたのが聞こえました」と話していました。

現場近くの飲食店の従業員は「ドカンという聞いたことがないかなり大きな音と金属が落ちたような音が聞こえてきたので、何か事故があったのかなと思いました。いまもパトカーや消防車がひっきりなしに行き交い、騒がしい状況が続いていて驚いています」と話していました。