敬老の日 ネイルや落語を楽しんでもらう催し 東京 巣鴨

敬老の日の18日、東京・巣鴨の商店街では地元の大学生がお年寄りにネイルや落語を楽しんでもらう催しを開きました。

この催しは、大正大学で社会福祉を学ぶ学生らが地元の東京・豊島区巣鴨の商店街にあるカフェで開きました。
ネイルのコーナーでは研修を受けた学生がお年寄りの女性の爪の形をやすりで整えたあと、紫や赤で色をつけ、丁寧に施術していきました。
女性は学生から「どこから来たのですか」「何色にしますか」などと聞かれ、楽しそうに会話していました。
また、落語家の立川らく兵さんによる落語も披露され、会場から大きな笑い声があがっていました。
学生たちがこの商店街で高齢者100人に敬老の日を楽しみにしているか尋ねたところ、「ひとりでさみしい」とか「特別なことは何もない」といった声が多く聞かれたため、今回初めてこの催しを企画したということです。
横浜市から参加した81歳の女性は、「ふだんマージャンをやるので手が目立つと思ってネイルをお願いしてみました。きれいになると気分が明るくなります。いつまでも元気で健康でいたいです」と話していました。
催しを企画した4年生の男子学生は、「ネイルを見て明るい表情で元気が出ると言ってもらえるとうれしくて自分も楽しんでいます。今回のような催しで敬老の日を盛り上げ、お年寄りたちに街に出かけてみようと思ってもらいたいです」と話していました。