障害者が気軽にスポーツ楽しむイベント 東京 北区

障害のある人にそれぞれのペースで気軽にスポーツを楽しんでもらおうというイベントが東京・北区の特別支援学校で開かれました。

このイベントは、障害者もスポーツを楽しめるようにと東京都が主催して行っていて、17日は東京・北区の都立北特別支援学校で開かれました。
イベントでは、自分の障害に応じて種目を選べるよう、パラリンピック競技でおなじみになった「ボッチャ」をはじめスポーツが苦手な人でも体験できるレクリエーションなど5つのブースが設けられました。
このうち「ボッチャ」の体験では、参加した人が赤と青の球を重さや投げ方に注意しながらターゲットの白い球に向けて投げていました。
また、ひもでつながった2つのボールをはしごに投げてひっかかると得点になる「ラダーゲッター」という競技では、ボールを離す位置を工夫しながら投げて得点を重ねていました。
17日は目の不自由な人や車いすの人なども参加してボランティアのサポートを受けながら楽しんでいました。
参加した33歳の女性は「ボッチャは力加減がわからず一番難しかったです」と話していました。
東京都パラスポーツ課の上山亜紀子課長は「障害のある人が安心してスポーツに参加できる機会がまだ少ないのが現状で、こうした場を増やしていきたい」と話していました。