記録的大雨 千葉 小湊鐵道 一部区間で運転再開

記録的な大雨の影響で、一部区間で運転ができなくなっている千葉県の市原市と大多喜町を結ぶ小湊鐵道は不通となっている区間の一部で16日朝から運転を再開しました。

小湊鐵道は、今月8日の記録的な大雨で、線路に土砂が流入したり線路脇の斜面が崩れたりして、里見駅から先、終点の上総中野駅までの区間で不通となっていましたが、16日朝から途中の月崎駅まで運転を再開しました。
8日ぶりに営業を再開した月崎駅では、次々と乗客が列車から降り、列車を写真に残したり、先の区間の代替輸送を行っているバスに乗り込んだりしていました。
都内から夫婦で鉄道に乗りに来たという50代の男性は、「月崎駅まで再開したので、先週に続いて列車の写真を撮りに来ました。被害を受けたのは残念ですが、少しずつ運転再開の区間が伸びていって、全線で無事に復旧してくれればと思います」と話していました。
小湊鐵道によりますと、残りの区間のうち養老渓谷駅までは、1か月程度での再開を目指す一方養老渓谷駅と終点の上総中野駅の間は、トンネルに大量の土砂が流入するなどの被害があり、復旧のめどは立っていないということです。