「北斗の拳」連載４０年 悪役ジャギの胸像完成 長野 佐久

漫画「北斗の拳」の連載開始からことしで４０年になるのを記念して、原作者、武論尊さんの出身地、長野県佐久市に、悪役のキャラクターとして知られる「ジャギ」の胸像が完成し披露されました。

漫画「北斗の拳」の連載開始４０年を記念した胸像はＪＲ佐久平駅のコンコースに建てられ、１５日は、原作者の武論尊さんも出席するなか、完成を祝う除幕式が開かれました。
胸像を覆う幕が関係者によって取り除かれると、台座も含めて、高さ１メートル８５センチほどある、「ジャギ」の胸像がお目見えしました。
「ジャギ」は、主人公、ケンシロウとの北斗神拳の伝承者争いに敗れた腹いせからケンシロウを襲いますが返り討ちにあい、その時の傷を隠すため常にヘルメットをかぶっていて、その姿も再現されています。
暴虐の限りを尽くすキャラクターですが、「ジャギ」の強烈な個性にひかれるファンも多く、きょうも大勢の人が訪れて記念撮影をしていました。
４０代の女性は、「北斗の拳のファンで、キャラクターのなかでもジャギが大好です。すばらしい出来栄えで感動しました」と話していました。
武論尊さんは、「ジャギのずる賢いところが自分と似ている部分があって、好きです。『佐久市におもしろいものができたな』と思ってもらえたらうれしです」と話していました。