知的障害の人たちのスポーツ大会700人超参加 東京 渋谷区

知的障害がある人たちが集うスポーツ大会が東京・渋谷区で開かれ、ことしは700人以上が参加してさまざまな競技に取り組みました。

この大会は障害者スポーツの普及を目的に東京都などが毎年開き、会場となった渋谷区の東京体育館には知的障害がある300人余りが家族などといっしょに集まり、感染防止のため別の13か所からも400人ほどがリモートで集まりました。
盆踊りやエアロビクスの動きを取り入れた体操に取り組んだあと、紅組と白組に分かれ、玉入れを競いました。
競技は2回行われ、白組、紅組双方が1勝ずつの拮抗した展開で大きな盛り上がりを見せていました。
会場ではこのほか都内の大学に通う学生による、吹奏楽の演奏やチアリーディングも披露され、参加者が手拍子などをして楽んでいました。
江戸川区にある障害者支援施設の経営に関わり、長年大会運営に協力している齊木博さんは「参加できるスポーツはさまざまですが、力を発揮できる機会でもあります。笑顔が見れてうれしいです」と話していました。