「KATーTUN」元メンバー田中聖被告 2審も実刑判決

「KATーTUN」元メンバー田中聖被告 2審も実刑判決

覚醒剤を使用した罪などに問われている人気アイドルグループ「KATーTUN」の元メンバー、田中聖被告に対し、東京高等裁判所は1審より軽い、懲役1年の実刑判決を言い渡しました。

人気アイドルグループ「KAT−TUN」の元メンバー田中聖被告(37)は、別の覚醒剤事件で執行猶予のついた有罪判決を受けた直後の去年6月、千葉県内にあった当時の自宅で覚醒剤を使用した罪などに問われ、1審で懲役1年4か月の実刑判決を受け、刑が重すぎるとして控訴していました。
12日行われた2審の判決で、東京高等裁判所の大善文男裁判長は「前の事件の判決から10日足らずで犯行に及んでおり、覚醒剤への親和性が根深く、実刑は免れない」と指摘しました。
一方、その後被告が治療に取り組み、社会復帰をサポートする施設で働き始めていることなどから「刑期はいささか重すぎる」として、1審より4か月短い懲役1年の実刑判決を言い渡しました。
別の覚醒剤事件については、執行猶予のついた懲役1年8か月の有罪判決が確定しています。