千葉 養老渓谷 飲食店の経営者“ものすごい濁流でびっくり”

千葉県の市原市から大多喜町にまたがる観光地の「養老渓谷」では、養老川の水があふれて道路や周囲の旅館などが浸水し、川の水位が下がったあとは泥や木が玄関先などに堆積していました。
浸水した場所の近くで飲食店を経営している彦坂明美さんは、8日の大雨を受けて店の営業を急きょ、取りやめたということです。
彦坂さんは「ものすごい濁流でびっくりした。ここにお嫁に来てから20年以上たつが、初めてのことです。午前11時過ぎに、予想よりも早く20分くらいでどんどん水位が上がってきた。家のところまで来るのではと怖くなり、避難の準備もしていた。正午すぎには水位が下がってきて、安心した。観光地なので、砂がこれだけたまると匂いも出てきて、今後お客さんが来なくなるのではないかと心配だ。お客さんが来られるような状態にしてほしい」と話していました。
店は9日から通常営業を再開するということです。