千葉 東金 病院汚職事件 元課長に懲役3年の判決 千葉地裁

千葉県にある病院の汚職事件で収賄の罪に問われている元総務課長に対して、千葉地方裁判所は「日常的に繰り返し、多額の賄賂を得ていて悪質だ」として懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

千葉県東金市にある地方独立行政法人が運営する「東千葉メディカルセンター」の元総務課長、久米忠之被告(47)は2019年から2020年にかけて医療事務の委託契約を巡り特定の業者に便宜を図った見返りに現金4100万円と470万円分の家電などを受け取ったとして収賄の罪に問われています。
5日の判決で千葉地方裁判所の福島直之裁判長は「業者に利益を得させる方法を次々と考案したうえ部下の職員も使って実行し、その見返りとして日常的に繰り返し多額の賄賂を得ていて悪質だ」と指摘しました。
そのうえで、懲役3年、追徴金4200万円余り、受け取った家電などの没収の判決を言い渡しました。