ワインの仕込み始まる 国内有数の産地 山梨 甲州

国内有数のワインの産地、甲州市にあるワイナリーでことしのワインの仕込みが始まりました。

甲州市勝沼町にある大手飲料メーカーのワイナリーでは、1日からことしのワインの仕込みが始まり、はじめに作業の安全やおいしいワインが出来上がることを願って神事が行われました。
このあと先月下旬に収穫された白ワイン用のぶどう「甲州」あわせておよそ10トンが次々と運びこまれ、従業員が手作業で仕込みに使うぶどうを仕分けました。
そして、専用の機械で実と軸に分けられ、実に酸化を防ぐためのガスをふきかけたり、機械で果汁を搾ったりしていました。
ワイナリーによりますと、ことしは晴れの日が多く雨が少なかったことから、品質のよいぶどうが収穫されているということで、メーカー全体で例年並みのおよそ660トンの日本ワインを仕込む予定だということです。
「シャトー・メルシャン」の小林弘憲ゼネラル・マネージャーは、「ことしは、非常に凝縮した糖度と酸のバランスがいいぶどうに育っているので、丁寧な作業で仕込みを乗り越えたい。外で会食する機会も増えていると思うので、山梨で作った日本ワインを楽しんでほしい」と話していました。
このワイナリーの仕込み作業は11月まで続くということです。