都内生物 スマホアプリ使い生息状況を把握 生物多様性保全へ

東京都は、スマートフォンのアプリを使って都内の生き物の写真を撮影してもらうことで生息状況を把握し、生物多様性の保全につなげる取り組みを進めています。

この取り組みは「東京いきもの調査団」として、今月から始まったもので、生き物を撮影するとAI=人工知能がその名前を表示するスマートフォンのアプリを活用します。
都内各地で撮影した野生の動物や昆虫などの写真を、撮影場所や時間などの情報とあわせて投稿してもらうことで生息状況を把握し、専門家の調査や分析も加えたうえで、都は「野生生物リスト」を作成することにしています。
アプリをインストールすれば、誰でも参加でき、投稿した人には抽選でプレゼントがもらえるということです。
都は来月末まで募集を続け、作成したリストをもとに生物多様性の保全につなげたい考えです。
都環境局の担当者は「ぜひ多くの人に調査団の一員になってもらい、身近な生き物の大切さを感じてほしい」としています。