関東大震災100年 当時の揺れを小学生が体験 東京 品川区

関東大震災の発生から来月1日で100年になるのを前に東京・品川区で28日、子どもたちが最新技術を使って当時の揺れを体験しました。

これは、関東大震災から100年の節目に子どもたちの防災意識を高めてもらおうと都内の大手設計事務所が企画し、小学生から高校生までの9人が参加しました。
参加した子どもたちは、設計事務所が開発したVR技術を使い、関東大震災と同じ規模の震度6の揺れが現代のマンションで発生した状況を体験しました。
さらに地震が発生したあと、渋谷の街を避難するバーチャル避難訓練も行い、子どもたちはタブレット端末を使って、安全な場所を確認しながら真剣な表情で避難を体験していました。
参加した小学2年生の女の子は「避難ルートで歩道橋を渡ったら危ないとわかったので、避難する時は気をつけたいです」と話していました。
子どもたちにVRの使用法などの説明を行った大手設計事務所日建設計の福島孝志さんは「このイベントをきっかけに子どもたちに地震を意識してほしい。地震はいつでも起こりうるので、今後も設計事務所として啓発をしていきたいです」と話していました。