東京都 池袋に日本アニメ発信拠点開設へ

東京都は、JR池袋駅近くのビルにアニメに関する展示やワークショップを行うスペースをオープンさせる計画で、日本アニメの発信拠点にしたい考えです。

この施設は、都が借り受けたJR池袋駅駅近くにあるビルの一部で、委託を受けた日本動画協会がことし10月31日から運営を始める予定です。
施設は3フロアあり、このうち、地下1階には、都がアニメ制作会社の協力を得て保管している、人気アニメのセル画や台本などを展示するスペースが設けられます。
また1階には複数の有名アニメの名シーンをモチーフにしたモニュメントが展示されるほか、アニメの制作過程を体験できるスペースが設けられます。
そして2階では、最新のアニメに関連した企画展示などが行われるほか、グッズショップも設置されるということです。
都は、この施設を日本アニメの発信拠点にしたい考えで、観光部の担当者は、「日本アニメは海外でも人気が高く、インバウンドの需要が期待できる。また、国内のアニメ産業に貢献する施設にもしていきたい」と話していました。