「高円寺阿波おどり」 4年ぶりに通常開催 東京 杉並区

夏を彩る高円寺阿波おどりが東京・杉並区で始まりました。

去年、舞台公演のみ実施された「東京高円寺阿波おどり」はことし、4年ぶりに観客の中を練り歩いて踊る、通常開催となりました。
JR高円寺駅周辺には8つの演舞場が設けられ、26日はおよそ80のグループが熱気あふれる踊りを披露しました。
「連」と呼ばれるグループの名前を入れた、高さ4メートルほどのちょうちんを先頭にしなやかな「女踊り」と豪快な「男踊り」が披露され、それぞれの連がみせる衣装や鳴り物も見どころです。
主催者によりますと、高円寺阿波おどりは徳島の阿波踊りに次ぐ規模とされ、ことしはコロナ禍前とほぼ同じ規模の、100万人ほどの観客が見込まれているということです。
夫婦で訪れた40代の男性は、「阿波おどりのために高円寺に引っ越してきたので、4年ぶりに見られて本当にうれしいです。観客も一体となって楽しめるのが魅力です」と話していました。
また、40代の女性は「好きな『連』の踊りを見にきました。来年も家族や親戚と集まって見たいです」と話していました。
高円寺阿波おどりは27日も開催されます。