「津久井やまゆり園」で事件後初の夏祭り 神奈川 相模原

7年前、入所者19人が殺害された相模原市にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、事件のあと初めて、地元の人や入所者の家族を招いた夏祭りが開かれました。

相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、事件のあと、施設の建て替えや、新型コロナの影響を受けて開けずにいた恒例の夏祭りが26日8年ぶりに開催されました。
祭りには地元の人や入所者の家族が招かれ、施設の職員や地域の商店がかき氷やたこ焼きなどを販売し、入所者は家族などと一緒に好きな物を買って食べたり、みんなで歌ったりして楽しんでいました。
また、自治会の子どもみこしも施設を訪れ、入所者とともに「わっしょい、わっしょい」と声を掛け合いながら力強く担いでいました。
自治会の男性は、「事件のあと、こういう機会がなかったので、8年ぶりに子どもも一緒に施設の人と交流できてとてもうれしい」と話していました。
また、入所者の男性は、「コンサートなどもあって楽しかった」と話していました。
津久井やまゆり園の永井清光園長は、「皆さんとても楽しそうで、非常に感慨深いです。これからも地域の皆さんと交流を深めながら、共に歩んでいきたい」と話していました。