東海道新幹線 ダイヤ乱れで“列車ホテル” 利用者は

東海道新幹線が大幅にダイヤが乱れた影響で、接続する在来線の運行に間に合わなかった乗客のために用意されたいわゆる「列車ホテル」を利用した人もいます。

愛知県のJR三河安城駅からJR東京駅に新幹線で向かった男性は、「列車ホテル」を利用した時間も含めて8時間以上新幹線の車内に滞在したということです。
男性は12歳の息子と愛知県に帰省して自宅がある東京に帰ろうとしましたが、出発がおよそ3時間遅れ、東京駅には午後11時55分ごろ到着したということです。
男性によりますと、東京駅に到着する前に「車内に泊まれるよう調整中」とアナウンスがあり、一度ホームに降ろされましたが、午前1時30分ごろ「列車ホテル」として新幹線に滞在できるようになったということです。
車内は満席状態で、タオルやアイマスクを目の上にのせて休んでいる人の姿が見られたということです。
男性は「みんな席に着くと、すぐに寝たり、無言で休息をとっていました。東京駅に着いた時点で自宅に帰る手段が無かったので、始発の電車が出るまで車内にいられると思っていましたが、午前5時には降りることになりました。それでも、数時間でも列車に滞在させてもらえて感謝しかないです」と話していました。