台風7号の影響 関東甲信越は大気不安定 土砂災害など注意

日本海を北上する台風7号の影響で、関東甲信越では大気の不安定な状態が続く見込みで、16日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水などに十分注意が必要です。

気象庁によりますと日本海を北上する台風7号の影響で、関東甲信越では大気の状態が不安定になっていて、この時間は神奈川県や栃木県、山梨県などで局地的に雨雲が発達しています。
今月13日の降り始めから16日午前6時までの雨量は、山梨県大月市で193.5ミリ、神奈川県箱根町で190.5ミリ、埼玉県ときがわ町で158.5ミリ、東京都奥多摩町で155ミリに達しています。
このあとも、台風に向かって湿った空気の流れ込みが続くため、局地的に雷を伴って激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
17日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、関東北部で70ミリ、関東南部で60ミリ、甲信で50ミリ、新潟県で40ミリと予想されています。
これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水、落雷や突風に十分注意するよう呼びかけています。