千葉 木更津市役所新庁舎 資材高騰で難航 アイデア募集も

千葉県木更津市は、市役所新庁舎の建設計画について資材の高騰などで建設が難しくなり、改めて民間事業者からアイデアを募るなどして今月中には整備手法を決めたいとしています。

木更津市役所の新庁舎の整備は、JR木更津駅周辺と朝日地区に民間事業者が建設する施設の一部を借りる形で2026年から業務を開始する計画でした。
このうち駅周辺の庁舎は、15階建てのマンションや駐車場と一体で建設される予定でしたが、民間事業者から資材が高騰しているうえ、地権者との折り合いがつかないため建設は難しいという通知を受け、市は、計画の再検討を余儀なくされました。
このため市は、事業を確実に進めるため、駅周辺にある市の所有地を用地としたうえで、民間事業者を対象に、施設内容や実現性などについてアイデアを募集していて、今月中には整備手法を決めたいとしています。
木更津市役所の新庁舎は、当初、2017年までに建て替える計画でしたが、東京五輪などの影響で資材が高騰したことで見送られ、その後、財政負担の軽減などのため、建て替えから民間施設の賃借に方針を変えて計画を進めていました。
市は、「駅周辺の整備が決まり次第、迅速に契約を進めたい」としています。