小池知事 新宿歌舞伎町の「トー横」視察 相談窓口設置を検討

東京都の小池知事は家庭や学校に居場所がない中高生などが集まる新宿・歌舞伎町の通称「トー横」を視察し、新宿区などと連携して子どもたちが相談できる窓口の設置を検討していく考えを示しました。

東京・歌舞伎町の通称「トー横」と呼ばれる場所には、虐待やいじめを受けて家庭や学校に居場所がない中高生などが集まるようになり、性犯罪に巻き込まれたり、自殺したりするケースが確認されています。
先月、都が行うべき対策について答申を受けた小池知事は、10日夜現場を視察し、新宿区の吉住健一区長などから「トー横」に集まる子どもたちの状況などについて説明を受けていました。
視察のあと、小池知事は「子どもたちはリストカットをするなど生命にも問題を及ぼすような状況になっている。相談できる場を作るのも1つのポイントで、いろんな声を聞きながら対策を講じたい」と述べ、新宿区や支援団体などと連携しながら子どもたちが安心して相談できる窓口の設置を検討していく考えを示しました。