台風7号 祭りの主催者は進路を注意深く見守る 東京 江東区

台風7号が東日本や西日本に近づくおそれが出るなか、11日から東京・江東区で行われる「深川八幡祭り」を取りしきる責任者も祭りに影響がないか心配しながら台風の進路を注意深く見守っています。

東京・江東区の富岡八幡宮で行われる、「深川八幡祭り」は江戸三大祭りの一つで沿道からみこしに水を浴びせることから水かけ祭りとも呼ばれます。
祭りは、新型コロナの感染拡大による中止を経てことし6年ぶりに11日から今月15日まで開催される予定ですが、こうしたなか関係者が心配しているのが接近するおそれが出ている台風7号の進路です。
祭りで練り歩くみこしを取りまとめる「神輿総代連合会」の山崎修会長は「ことしは熱中症対策に力を入れて準備を進めてきていました。6年ぶりとなるのでなんとか祭りを成功させたいが、ここ2、3日で台風の心配もでてきていて関係者からも『開催するのか』といった問い合わせを受けています」と複雑な思いを明かしました。
山崎会長は今のところは予定通り開催したいとしていて、「まずは祭りを見に来てくれる観客の皆さんの安全を絶対に確保しないといけません。台風7号の進路についての最新の情報を把握し、状況をみながら引き続き安全対策を練っていきたいです」と話していました。