ガソリン価格 全国平均180.3円 15年ぶり180円台

ガソリン価格 全国平均180.3円 15年ぶり180円台

レギュラーガソリンの小売価格は7日時点の全国平均で、1リットルあたり180.3円となり、先週から3.6円値上がりしました。
180円を超えるのは2008年以来15年ぶりです。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売価格は7日時点の全国平均で180.3円となり、先週から3.6円値上がりしました。
値上がりは12週連続で、2008年8月以来、15年ぶりです。
価格が高騰している要因について石油情報センターは国からの補助金がことし1月以降、段階的に縮小されていることや主要な産油国のサウジアラビアが原油の自主的な追加減産を来月まで延長すると発表し、原油価格が上昇していることを挙げています。
ただ、経済産業省は、補助金によってガソリン価格は、6円抑制されたとしています。
また、10日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットルあたり12円の補助金を支給することにしています。
今後の見通しについて石油情報センターは「欧米の経済の先行きが底堅いという見方もあり、需要の回復から需給がひっ迫し、ガソリン価格も値上がりすることが予想される」と話しています。