都内の消防署員 備品をネット販売したとして懲戒免職に

東京都内の消防署員が貸し与えられていたヘルメットなどの備品をインターネットのフリマサイトで販売していたとして、東京消防庁は4日懲戒免職にしました。

懲戒免職されたのは、城東消防署の47歳の消防士長です。
東京消防庁によりますと4年前の平成31年からことし6月にかけて、貸与されていたヘルメットや消火活動で着用するズボンなど25種類、あわせて42点の備品をフリマサイトに出品し、およそ36万円の利益を得ていたということです。
フリマサイトにヘルメットが出品されているのを確認した東京消防庁が備品の調査を行い、発覚したということです。
消防士長は、「分からないだろうという軽い気持ちで続けてしまった」などと説明しているということです。
東京消防庁服務監察課の甫出憲治課長は「都民の信頼を損なってしまい、深くおわびする。職員の教育、指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。