長野県 アプリで登山者に情報伝える実証実験 御嶽山で実施へ

活火山に登る人に迅速な避難行動をとってもらおうと、長野県はスマートフォンの登山用の地図アプリを活用して、登山者に噴火警報などの情報を伝える実証実験を御嶽山で行うことになりました。

長野県には、御嶽山や浅間山など、6つの活火山があり多くの登山者が訪れます。
このため長野県は、噴火警報などの情報が出た際に登山者に迅速な避難行動をとってもらおうと、スマートフォンの登山用の地図アプリで情報を伝える実証実験を5日から御嶽山で行うことになりました。
具体的には、午前と午後に1回ずつ、すでにアプリを利用している登山者にテスト用の噴火警報などの情報を送り、県とアプリの開発会社が登山者が確認するまでの時間を分析したり、改善に向けた意見を聞き取ったりします。
県はことし10月まで実証実験を行って有効性などを検証したうえで、実用化を目指したいとしています。
県危機管理防災課は「実際に運用できれば火山防災の進展が期待できる。活火山の登山の安全性を高める取り組みを続けていきたい」としています。