関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式 小池知事に追悼文送付を求める

100年前の関東大震災の混乱で殺害された朝鮮人犠牲者の追悼式を行う実行委員会が、東京都の小池知事に対し、追悼文を送付するよう求めました。

この実行委員会は100年前の関東大震災の混乱で殺害された朝鮮人犠牲者の追悼式を、震災が発生した9月1日に毎年、行っていて、都は知事の名前で追悼文を送っていましたが、6年前から送付を見送っています。
これについて、実行委員会は31日、都庁を訪れて、小池知事に追悼文を送付するよう求める要請書を都に提出しました。
その後の会見で宮川泰彦実行委員長は「小池知事は歴史的事実から逃げているように見える。過去をきちんと見つめて、繰り返さないように語り継ぐため、100年という節目にもう一度意識を向けるべきだ」などと述べました。
これまでに小池知事は9月1日に都が開いている大法要で、すべての犠牲者に追悼の意を表しているとしています。