JRの電車ドアに特殊な鍵かけ業務妨害か 都内の高校生逮捕

JRの電車ドアに特殊な鍵かけ業務妨害か 都内の高校生逮捕

ことし1月、JR埼京線の電車内で、乗客が乗り降りするドアに鍵をかけ、電車を遅らせるなど業務を妨害したとして、東京都内の高校に通う男子生徒が逮捕されました。
警視庁の調べに対し、「以前、電車を撮影していた際に運転士がライトを強くするなど撮りにくくされたことがあり、その仕返しとしてやった」と供述しているということです。

逮捕されたのは、都内の高校に通う2年生の男子生徒(17)です。
警視庁によりますと、ことし1月、恵比寿駅と大崎駅の間を走っていたJR埼京線の電車内で、乗客が乗り降りするドアに鍵をかけ、電車を遅らせたなどとして威力業務妨害の疑いが持たれています。
男子生徒は、鉄道グッズを扱う店で購入した列車用の特殊な鍵を使い、乗っていた車両の片側に4つあるドアのうち、3つに鍵をかけたということです。
電車が大崎駅に到着した際にドアが開かなかったことから点検が行われましたが、その場では原因が分からなかったためこの車両の運転を取りやめ、10分余り遅れが出たということです。
警視庁の調べに対し、容疑を認め、「以前、電車を撮影していた際に運転士がライトを強くするなど撮りにくくされたことがあり、その仕返しとしてやった。去年、大阪でやったらうまくいったので今回もやった」などと供述しているということです。
警視庁が詳しいいきさつを調べています。