猛烈な暑さ続く 工場向け冷房機器の受注大幅贈 都内メーカー

都内の空調メーカーでは工場の熱中症対策として、企業からの冷房機器の受注が去年に比べて大幅に増えています。

東京・港区にある空調メーカーでは、鉄鋼や食品工場など暑い現場で従業員が長時間、作業をする企業を中心に冷房機器の販売やレンタルを行っています。
この会社では例年、夏になると受注が増えますが、ことしは去年の同じ時期に比べて3割以上注文が増えています。
メーカーによりますと、猛暑が続いていることから従業員の熱中症対策として新たな設備を導入したいという問い合わせが多く寄せられているということです。
なかでも用意している冷房機器のうち、冷たい水を循環させて体を冷やすベストは、貸し出しの問い合わせがことしはこれまでに120件を超え、去年1年間の件数をすでに上回ったということです。
鎌倉製作所の木野良太課長は「職場環境を良くしたいという企業からの問い合わせが増えています。熱中症を出さないようニーズに応えていきたい」と話していました。