千葉県 育児や介護で退職した職員の復職制度導入検討

千葉県は経験や知識が豊富な職員を確保するため育児や介護を理由にいったん退職し、復職を希望する人を再び正職員として採用する制度の導入を検討しています。

千葉県は子育てや介護に関わる休暇制度を取りやすくするなどして県の職員が仕事と家庭を両立して働き続けることができる環境の整備を進めていますが、この3年間で38人の県職員が育児や介護を理由に退職したということです。
退職したのはおよそ8割が女性で、30代以上の中堅職員が多かったということです。
千葉県は経験や知識が豊富な職員を確保するとともに、離職してもその後復帰して無理なく働き続けられる環境を実現するため、育児や介護などやむをえない事情で退職した職員を対象とした復職制度の導入を検討しています。
対象は県職員としての勤務経験が3年以上あり、退職後10年以内の復職を想定していて、ことし10月の導入を目指すということです。
千葉県によりますと、神奈川県や茨城県など11の道と県がすでにこうした復職制度を導入していて、そうした事例を参考に具体的な内容を検討していきたいとしています。