東京五輪の「レガシー」やスポーツ振興テーマにシンポジウム

東京オリンピックの開幕から、ちょうど2年となった23日、東京・新宿区で大会の「レガシー」や、今後のスポーツ振興をテーマにシンポジウムが開かれました。

このイベントは、2年前の7月23日に開幕した東京オリンピックを記念して、東京都やJOC日本オリンピック委員会などが開きました。
新宿区にある東京オリンピックの開催を記念した施設で開かれたシンポジウムには、競技団体の関係者や、自治体のスポーツ振興の担当職員など、およそ160人が参加しました。
はじめに、JOCの担当者が講演し、「大会をきっかけにまかれた種を大切に育てるために、あらためてスポーツの価値に向き合うことが重要だ。大会を見た子どもたちが、未来の社会を動かす中心にいてほしい」と述べ、大会後、地域や学校などと連携して、子どもたちにオリンピックについて伝えていく取り組みを行っていると説明しました。
このあと、都の担当者が2年後の2025年、東京で世界陸上とデフリンピックの2つの国際大会が開かれることを紹介しました。
担当者は、「オリンピック開催の経験もいかし、2つの大会を通じて、障害への理解促進や、子どもたちの参加や成長など大会の『レガシー』を残していけるよう、取り組んでいきたい」と話していました。