東京 中央区「晴海フラッグ」マンション 平均倍率15倍余

東京・中央区の「晴海フラッグ」に新たに建てられるタワーマンションの、入居希望者の抽選結果が公表され、平均倍率は15倍余りとなりました。
このタワーマンションを巡っては、販売方法が2度見直された経緯があり、事業を監督する東京都は「対策に一定の効果があった」としています。

この抽選結果は、「晴海フラッグ」を販売する三井不動産レジデンシャルなどが18日、公表しました。
それによりますと、このタワーマンションの販売は今月始まりましたが、売りに出された573戸に対し、合わせて8790件の申し込みがあり、平均倍率は15.3倍だったということです。
最も人気が高かったのは、最上階にある3億4990万円の部屋で、倍率は142倍だったということです。
「晴海フラッグ」をめぐっては、すでに販売された17棟で、転売目的の投資家らが複数の部屋に申し込み、平均倍率が71.1倍、最高倍率が266倍となる事態となりました。
事業を監督する東京都が対策を求めた結果、事業者は、購入できる上限を2戸に制限したほか、第1希望の部屋に限り、当選確率が2倍となる措置をとりました。
今回の結果について、東京都は「すでに販売された棟より倍率は下がっており、対策に一定の効果があったと捉えている」としています。