事件や事故の遺児らが警視庁音楽隊のコンサートを楽しむ

事件や事故で家族を亡くした子どもたちが警視庁音楽隊のコンサートに招待され、人気のアニメソングなどのリズムに合わせて手をたたいたり楽器に触れたりして楽しみました。

東京・小平市で開かれたコンサートには、事件や事故で家族を亡くした6歳から16歳までの7人とその家族が招待されました。
会場では人気のアニメソングなどの演奏や音楽に合わせて旗を回すカラーガードの演技が披露され、子どもたちはリズムに合わせて手をたたいて楽しんでいました。
このあと子どもたちはさまざまな楽器に触れたほか、音楽隊のメンバーと記念撮影をして交流しました。
8年前に交通事故できょうだいを亡くした中学3年の女子生徒は「壮大さが伝わってくる演奏でした。カラーガードの人たちの旗を持つことができてよかったです」と話していました。
この女子生徒の父親は「家族を亡くした思いは変わりませんが、元気をもらえたと思います。支えてくださる人たちがいるのはありがたいです」と話していました。
警視庁広報課の重成麻利課長は、「つらい経験をされた方々に少しでも和やかな時間をお届けできればと思っています。この活動が支援の輪が広がるきっかけになればと思います」と話していました。