東京都 乳幼児の電気ケトルでのやけどに注意呼びかけ

電気ケトルでやけどをする乳幼児が相次いでいることから、東京都は子どもが届かない場所に置くようにするなど注意を呼びかけています。

東京消防庁によりますと、電気ケトルで乳幼児がやけどをして救急搬送されたのは、令和2年までの5年間で85人に上り、中には顔や胸などに大やけどをしたケースもあるということです。
これを受けて都がやけどをした状況などを調べたところ、電気ケトルを倒して、こぼれた熱湯がかかったり、高温になった本体に触ったりしたほか、本体から吹き出す蒸気に手や顔を近づけるなどしていたということです。
都は乳幼児は熱湯などに触れても反応が遅れ、やけどが広範囲におよんだり、重症化したりするおそれがあるとして電気ケトルの本体や電源のコードを、子どもの届かない場所や、落下のおそれがない場所に置くよう呼びかけています。