冷房効いた民間施設など開放 広がる「クーリングシェルター」

熱中症を防ぐため、全国の自治体では、冷房が効いた民間施設などを「クーリングシェルター」として開放する動きが広がっていて都内でも利用者が増えています。

このうち、東京・墨田区では、区内にある31の薬局から協力を得て先月1日以降「クーリングシェルター」として開放しています。
誰でも利用することができ、訪れた人には、熱中症対策として経口補水液や塩あめ、それに冷却効果がある市販品のシートなどを無償で提供しています。
また、薬剤師が熱中症を予防するためのポイントも伝えていて、薬を受け取りにきた住民に熱中症予防の説明をしたあと、塩あめなどを渡していました。
利用した墨田区に住む70代の男性は「最近は暑さが厳しいので、涼しいところで座れたり、熱中症に関する知識を聞けたりするのはとてもありがたいです」と話していました。
「オリーブ薬局」の薬剤師の浅尾一夫さんは「薬局は処方箋がないと入りづらいイメージがあると思いますが、経口補水液などの用意もあるので、散歩中や買い物帰りなどに気軽に立ち寄って、休憩してほしいです」と話していました。