東京地検 山元裕史新検事正が就任会見

東京地方検察庁のトップ、検事正に新しく就任した山元裕史氏が11日記者会見し、「基本に忠実に、初心を忘れず職務行使にあたりたい」と抱負を述べました。

山元氏は千葉県出身の59歳。
福井地方検察庁の検事正や東京高等検察庁の次席検事などを経て、11日東京地検の検事正に就任しました。
山元氏は会見で、「首都・東京を管轄する地検の検事正の重責を担うことになり、身の引きしまる思いだ。バランス良く検討を行い、基本に忠実に、初心を忘れず職務行使にあたっていきたい」と抱負を述べました。
また、過去にたずさわった印象に残っている仕事について聞かれると、東京地検特捜部での経験をあげ、「社会問題や社会構造、経済活動の変化のなかで生じる事件について、犯罪に至った人たちの考えなどをなるべく正確に理解し処罰すべきものを処罰してきたつもりだ。今後も社会の不安を取り除けるように迅速・的確に対応していきたい」と述べました。
そして、検察と政治との距離感についての質問に対しては「偏っているのではないかという疑念を持たれないよう、適切な一定の距離を保たなければならないと思っている」と述べました。