就寝時のエアコンの設定は? 大手空調メーカー担当者に聞く

厳しい暑さが続き、熱帯夜となる日も少なくないなか、大手空調メーカーは、睡眠時の熱中症を防ぐため寝る前にエアコンを適切な設定にするよう呼びかけています。

部屋の広さや人数などによって条件は異なりますが、一般的には、室温を28度程度に保つのを勧めていて、そのためにはエアコンの設定温度を28度より数度低く設定してほしいということです。
そして、室温は、体温や外気で変化しやすいことから、寝るときから起きるときまで、つけっぱなしにすることを勧めています。
気をつけなくてはいけないのは風向きで、冷たい空気が直接体に当たってしまうと、体調を崩したり、起きた時にだるくなったりするおそれがあるため、風向きは水平に設定してほしいということです。
また、エアコンの反対側の床にサーキュレーターや空気清浄機などを置くと、室内の空気が循環して室温が一定に保たれ、体の周りの空気が冷えすぎるのを防ぐのに効果的だということです。
ダイキン工業の広報担当の重政周之さんは「予想気温や体調に応じてエアコンを調整して快適に眠ってほしいです」と話していました。