千葉 松戸市 ChatGPTを業務に導入 ガイドライン策定

生成AIのひとつ「ChatGPT」について、千葉県松戸市は利用のルールを定めたガイドラインを新たに策定し、7日から実際の業務への導入を始めました。

この生成AIを導入したのは、松戸市のデジタル業務を担当する部署で、7日は早速、内部の研修会を周知する文書の作成で活用し、職員が日時や場所などの情報を入力すると、案内文の体裁が整った文書が自動で作り出されました。
市は導入にあたって、利用のルールを定めたガイドラインを策定し、利用する職員は事前に申請が必要で、個人情報や契約に関する情報などの入力を禁止しているほか、個人情報が保存されていない端末でしか利用を認めないとしています。
また、作り出された文書や画像については、著作権の侵害がないかや、誤った情報が含まれていないかを複数で確認するとしています。
市では、職員向けの研修を経て、1週間後からすべての部署で業務への導入を始めることにしていて、予算の編成で前年度と金額を比較する表の作成や、新たな事業を行う際にほかの自治体の事例をまとめる作業などで活用する予定だということです。
松戸市情報政策課の黒澤聡史課長は「業務効率化のために導入するメリットは大きい。適切な制限もかけながら業務の補助的なツールとして活用していきたい」と話しています。