国際数学オリンピック 20年ぶり日本開催 千葉市で開会式
世界中の高校生が集まり数学の能力を競う「国際数学オリンピック」が20年ぶりに日本で開催され、7日、千葉市で開会式が行われました。
国際数学オリンピックは、数学の才能に恵まれた若者を見いだそうと、およそ100の国と地域が参加して毎年、行われていて、ことしは20年ぶりに日本で開催されました。
7日千葉市美浜区で行われた開会式には、各国の代表選手およそ600人や関係者が出席しました。
日本は6人が参加し、このうち灘高校の3年生小出慶介さんが「数学の栄光とチームのためにフェアプレーの精神で大会に参加することを誓います」と選手宣誓をしました。
各国の選手紹介では、それぞれの国が国旗などを持ちながら順番にステージに上がり、日本代表の6人は七夕に合わせて浴衣を着て短冊のついた「ささ」を持ち、笑顔で写真撮影に応じていました。
競技は8日から2日間行われ、証明問題を中心とした課題に1日に3問、4時間半かけて挑み、個人や国別の順位を競います。
去年の大会では日本は8位で、今回は、5連覇を目指す中国や2位だった韓国などとともに、上位進出を目指しています。