電動キックボード 新制度始まる 基準満たせば運転免許は不要

電動キックボード 新制度始まる 基準満たせば運転免許は不要

1日から電動キックボードの新たな制度が始まり、最高速度など一定の基準を満たしたものは運転免許なしで利用できるようになりました。
東京都内では、シェアリング事業者や販売店の担当者がルールを守った利用を呼びかけました。

1日から始まった電動キックボードの新たな制度では、最高速度が時速20キロ以下で、車体の大きさなどの基準を満たしたものについては、16歳以上であれば運転免許なしで利用できるようになりました。
東京・渋谷では、警視庁や電動キックボードのシェアリング事業者が交通ルールをまとめたちらしを配って、車道の左端を走行することや交差点では「二段階右折」をすることなどを利用者に呼びかけていました。
一方、新宿の家電量販店では、新たな基準を満たした電動キックボードが販売され、早速、客が訪れていました。
法律では、電動キックボードを販売する際に、事業者が客に対して交通安全教育をするよう努めなければならないとされていて、販売店では交通ルールをまとめた動画を見せたうえで、口頭でも注意点を伝えるなどルールを守った利用を呼びかけていました。
購入した30代の男性は「食事に出かけるときなど手軽な移動手段として便利だと思い、購入しました。歩道を走るときは特に安全に気をつけたいと思います」と話していました。
家電量販店の担当者は「若い世代を中心に需要の増加が見込まれていて、期待しています。交通ルールの動画の視聴などを通して安全に利用してもらえるようにしたいです」と話していました。