新潟 村上 土砂崩れに巻き込まれた作業員 救助

28日午後、新潟県村上市荒島の山林で、沢の復旧工事にあたっていた60代の男性作業員が崩れた土砂に巻き込まれました。
およそ4時間後に救助され、意識はあり、会話もできるということです。

28日午後2時10分ごろ、村上市荒島の山林で土砂崩れがあったと119番通報がありました。
警察によりますと、作業員6人が沢の復旧工事にあたっていたところ、60代の男性作業員1人が崩れた土砂に巻き込まれたということです。
男性は顔が出た状態でおよそ4時間後に救助されました。
意識はあり、会話もできるということです。
林野庁の関東森林管理局下越森林管理署によりますと現場は去年8月の大雨で土砂が流出した地域で治山ダムを建設中でした。
当時はダムの基礎をつくるために沢で掘削工事をしているところだったということです。
村上市では28日未明や明け方に雨が降っていて午後2時までの24時間雨量は36.5ミリを観測していました。
下越森林管理署村上支署の金子里志支署長は「朝の時点では雨がそれほど強くなかったので、すべての現場で状況確認を指示した上で、事故が起きた現場は作業して大丈夫と判断した。このような事故が起きてしまったということで、改めて安全面の見直しを行っていく。あすはすべての現場の作業を中止する」と話していました。