富士山 世界文化遺産登録決定10年 5合目で記念の催し

富士山が世界文化遺産に登録されることが決まってから10年を迎え、山梨県側の5合目では、地元の中学生や高校生による演奏会など記念の催しが開かれました。

この催しは、富士山の世界遺産登録決定から10年の節目を5合目を訪れた観光客と祝おうと、山梨県側の土産物店などでつくる富士山五合目観光協会が企画しました。
このうち土産物店では、ふもとの富士吉田市にある富士学苑中学校と高校のジャズバンド部による記念の演奏会が開かれました。
富士山にちなんだ曲など10曲余りが披露され、訪れた観光客たちはスマートフォンで動画を撮ったり静かに聴き入ったりして楽しんでいました。
また、小さな金剛づえに登録10年を記念する焼き印を押すことができるブースも設けられ、立ち寄った人が富士山のイラストなどがかかれた焼き印を押していました。
東京から訪れた40代の男性は「ツアーで訪れましたが、偶然記念の催しに参加することができてよかったです」と話していました。
富士山五合目観光協会の小佐野昇一会長は「世界の宝・富士山が国内外の人により愛されるよう5合目からも引き続き魅力を発信していきたい」と話していました。