初夏が旬 特産のあんず出荷始まる 長野 松代町

初夏が旬の特産のあんずの出荷が長野市松代町で始まりました。

長野市松代町はあんずの栽培が盛んで、千曲市とともに県内有数の産地です。
出荷作業は例年より1週間ほど早く今月12日から始まり、JAグリーン長野の松代農業総合センターでは、従業員が熟し具合や傷がないかなどを一つ一つ丁寧に確認し、選果レーンの機械で重さを測って仕分けていました。
この日、出荷されたのは酸味が強く、ジャムや干しあんずに最適なわせ品種で、1パック500グラム入りのあんず32パックが箱に詰められていました。
JAグリーン長野によりますと、ことしは霜やひょうの影響で実がうまくならなかったり傷がついたりしたものもあるということですが、去年の半分ほどのおよそ40トンの出荷を見込んでいて、味や大きさなどのできは上々だということです。
JAグリーン長野のあんず生産者の専門部長、相澤耕市さんは「ことしは天候の影響で苦労したが、あんずは、甘酸っぱい味わいに仕上がっている。あんずの旬はとても短いので、店頭に並んだときはいち早く食べてほしい」と話していました。
長野市松代町のあんずは、来月上旬ごろまで、県内や首都圏などに向けて出荷されるということです。