関東甲信 3か月予報 気温は平年並みか高く 降水量も多いか

気象庁の長期予報によりますと関東甲信は来月からの3か月間の気温は平年並みか高く、厳しい暑さとなる見込みです。
降水量も平年並みか多くなると予想されていて、大雨への備えとともに熱中症への対策が必要です。

気象庁が20日発表した来月からの3か月予報によりますと、来月は日本の南にある太平洋高気圧が平年と比べて西に張り出すとみられ、暖かく湿った空気が関東甲信に流れ込みやすくなる見通しです。
このため、先月の長期予報で平年並みとしていた来月の降水量について、平年並みか多くなる見込みとしています。
8月と9月はほぼ平年並みと予想されています。
また南米・ペルー沖の海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」や地球温暖化によって大気全体の温度が高くなると見込まれるため、関東甲信は3か月を通して暖かい空気に覆われやすく、猛暑日が増える可能性があるということです。
平均気温は来月はほぼ平年並みと予想され、8月は高くなり、9月は平年並みか高くなる見込みです。
気象庁異常気象情報センターの楳田貴郁所長は「条件が重なれば、去年7月に埼玉県鳩山町で起きたような記録的な大雨となりうる。最新の気象情報に注意して改めてハザードマップで避難経路などを確認してほしい」と話しています。