小学生が自分たちで育てた「ムジナモ」を沼へ 埼玉 羽生

絶滅危惧種の水草で、植物学者の牧野富太郎が発見した「ムジナモ」を増やそうと、埼玉県羽生市の小学生が自分たちで育てたムジナモを沼に放しました。

「ムジナモ」は絶滅が危惧されている水草で、羽生市の宝蔵寺沼の自生地は国の天然記念物に指定されています。
きょうは近くにある三田ヶ谷小学校の6年生15人が訪れ、地元の保存会のメンバーからNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルでムジナモを発見して命名した牧野富太郎の植物に寄せた思いなどついて説明をうけました。
そして、学校で育てたおよそ100株のムジナモを、沼の中に流しました。
この小学校ではムジナモを増やそうと40年前からこうした取り組みを行っているということです。
参加した男子児童は「この自生地で元気に育って仲間を増やしてほしいです」と話していました。