郵便局の配達員が配達中に空き家をパトロール 埼玉 行田

空き家が犯罪で使われないよう郵便局の配達員が配達中に空き家をパトロールする取り組みが埼玉県行田市で始まりました。

埼玉県行田市では警察の呼びかけで、郵便配達員が配達をかねて空き家に不審な人物が出入りしていないかなどをパトロールすることになり、14日出発式が行われました。
出発の宣言のあと、配達員たちは「空き家パトロール中」などと書かれたステッカーが貼られた原付きバイクなどに乗って次々と会場をあとにしていました。
警察によりますと、埼玉県内では、ことしに入ってから先月末までに空き家に侵入する事件が271件と、去年の同じ時期に比べて倍以上に増えているほか、放火される事件も起きています。
行田郵便局の池田和則局長は「郵便局員が地域に詳しいことを生かし、安心・安全につながるよう、少しでも異変があれば警察と情報を共有していきたい」と話していました。