谷津干潟 ラムサール条約登録30年で記念式典 千葉 習志野

渡り鳥の飛来地として知られる千葉県習志野市の谷津干潟が、国際的に重要な湿地の保全を定めた「ラムサール条約」への登録から30年を迎え、記念の式典が開かれました。

谷津干潟は、およそ40ヘクタールある天然の干潟で、都会にありながら、シギ類やチドリ類といった渡り鳥の飛来地であることなどから、1993年、国内の干潟として初めてラムサール条約に登録されました。
10日は登録から30年を記念して、干潟に面した自然観察センターで式典が開かれ、習志野市の宮本泰介市長が「未来永劫、持続可能な環境をつくっていくことに思いをはせてほしい」とあいさつしました。
続いてセンターのそばに市の花であるあじさいが植えられ、干潟で繁殖しているアオサからつくられた肥料が使われました。
そして、干潟の環境を学んでいる子どもたちが、「谷津干潟のことをもっと知って伝えていけるように頑張ります」と今後の抱負を発表しました。
谷津干潟の自然観察センターでは、11日も干潟に親しむ展示や工作体験など、さまざまなイベントが開かれます。