愛知県知事ら アジア競技大会競泳 東京五輪会場で開催を要望

3年後に愛知県内を中心に行われるアジア競技大会の競泳について、愛知県の大村知事らが東京オリンピック・パラリンピックの競泳会場での開催の協力を東京都の小池知事に求めました。

3年後に愛知県内を中心に行われるアジア競技大会では、競泳会場として仮決定されていた名古屋市内の施設の設備が不十分だと主催者のOCA=アジア・オリンピック評議会から指摘を受け、大会組織委員会が県内での開催を断念しています。
こうしたなか、愛知県の大村知事と名古屋市の河村市長が7日、都庁を訪れて小池知事と面会し、おととしの東京オリンピック・パラリンピックで競泳の競技会場となった江東区の「東京アクアティクスセンター」での開催について協力を求めました。
これに対し、小池知事は「アクアティクスセンターは聖地になっていて、いくつかの競技がすでに予定されているので、調整も必要となりますが、前向きに検討させていただきたい」と応じました。
大村知事は「世界のひのき舞台となったアクアティクスセンターが設備の面でもふさわしいと考えた。大会運営の面でも、東京大会の知見やノウハウがある都の職員のみなさんにご支援をお願いしたい」と話していました。
また、大村知事は同じく県内での開催を断念した馬術について、世田谷区の「馬事公苑」での開催に向けて、運営するJRA=日本中央競馬会から前向きな回答を受けたことを明らかにしました。