8日からの「おもちゃショー」前に「日本おもちゃ大賞」発表

8日から始まる国内最大級のおもちゃの見本市、「東京おもちゃショー」で4年ぶりに一般公開が行われるのを前に「日本おもちゃ大賞」の授賞式が行われ、平成にヒットした小型ゲーム機に通信機能が搭載され、世界中とつながって楽しめる商品などが大賞に選ばれました。

「日本おもちゃ大賞」は7つの部門で大賞が選ばれるもので、このうち「ベーシック・トイ部門」では立方体の6つの面の色をそろえるおもちゃに形もそろえる機能も加えられた商品が選ばれ、愛好家の心をくすぐるものとして高く評価されました。
また、「コミュニケーション・トイ」部門では平成に大ヒットしたたまごのキャラクターを育てる携帯ゲーム機に、「Wi−Fi」機能が搭載されたものが選ばれ、世界中とつながって楽しめることが評価されました。
また、7つの部門以外の「ヒット・セールス賞」にはすみっこが好きな「ぺんぎん」や「とんかつ」などのキャラクターのパソコンが選ばれ動画配信遊びも楽しむことができます。
国内のおもちゃ市場はトレーディングカードが好調なことなどを背景に拡大を続けていて、日本玩具協会が6日発表した昨年度の市場規模は9525億円と過去最高となり、おもちゃがカプセルに入った「カプセルトイ」を加えると市場規模が初めて1兆円を超えました。
日本玩具協会見本市委員会専門委員の藤井大祐さんは「メーカー各社が高め合うことで常に新しいおもちゃが生まれている。社会の課題やトレンドを取り込みながら今後も進化していくと思います」と話していました。
8日からは国内最大級のおもちゃの見本市、「東京おもちゃショー」が始まり、10日と11日は4年ぶりに一般公開も行われ、6日受賞した商品も展示されるということです。