相模原市 理由問わずに子どもを預けられる休日保育施設整備へ

神奈川県の相模原市は、日曜日や祝日に仕事などやむをえない理由がなくても子どもを預けられる保育施設を新たに整備する方針を固めました。
市によりますと自治体がこうした施設を整備するのは珍しいということで、子育て世帯の移住を促したいとしています。

日曜や祝日に子どもを預かる保育施設は各地にありますが、対象はふだんから保育施設に在籍している子どものみで、保護者の仕事といったやむをえない事情がある場合に限っているのがほとんどです。
相模原市が新たに整備する保育施設では、日曜と祝日について、市内に住む未就学の子ども全員を対象に預ける理由は問わずに受け入れるということです。
市では保護者が休日にリフレッシュする時間を作ったり、趣味や地域の活動にあてたりしてほしいとしていて、1時間の利用料金は300円以内を想定しているということです。
市では、来年4月に橋本駅周辺の既存の保育施設で日曜、祝日の受け入れを始め、その後、相模大野駅周辺に新たな保育施設を整備する方針です。
新たに必要になる保育士の人件費については、市が運営法人に対して補助を出すとしています。
市によりますと、自治体がこうした施設を整備するのは珍しいということで、子育て世帯の移住を促したいとしています。