栃木 小山 夏の祇園祭に向け新しいみこしが完成

栃木県小山市の神社で、ことしの夏の祭りに向けてけんらん豪華な新しいみこしが完成し、関係者が集まって神事を行いました。

小山市にある須賀神社では毎年7月に、大小のみこしが町なかを練り歩く祇園祭が行われます。
このうち大きなみこしは重さが2トンもあり、担ぎ手の負担が大きいことから、今回、新調することになりました。
新しいみこしは、江戸時代初期に日光東照宮を造営した職人が本殿になぞらえて作ったという「朱神輿」そっくりに作られ、大きさは変わらないものの重さが軽くなっているということです。
神事には関係者100人余りが出席し、玉串をささげて新しいみこしが末永く使われることを祈ると、「キミョーチョーライ」と祭りでみこしが出発する際のかけ声をあげていました。
担ぎ手の39歳の男性は「新しいみこしは軽くて担ぐのが楽になるので、もっと人が集まって、祭りも盛り上がりそうです」と話していました。
須賀神社の沼部博成宮司は「けんらん豪華なみこしということで、これから大切にしていきたい。ことしはお祭りで多くの人に担いでもらって、見てもらいたい」と話していました。
ことし祇園祭は、来月16日に行われます。